今回のHITS通信は、HITS設立当初からある事業「首都圏受発注事業」と6月1日に行われた「ひたち立志塾の開塾式」を紹介します!
【首都圏企業×地域企業】首都圏受発注事業とは
首都圏受発注事業は、その名のとおり、首都圏からの発注案件を開拓するものです。
受発注に特化した「受発注コーディネーター」が首都圏を中心とした発注企業を訪問して案件を掘り起こし、地域の中小企業とのマッチングを行っています。
この事業は、HITSの設立当初から継続している事業で、約25年続いています。
主な事業内容
首都圏受発注事業の目的は、受発注コーディネーターによる首都圏企業への訪問により、地域企業のニーズに合った発注案件を開拓し、地域企業へ展開し、マッチング(受注)を支援することです。
首都圏受発注事業の主な内容は以下の3つです。
- 受発注コーディネーターによる首都圏企業訪問による発注案件開拓
- 地域企業が出展した展示会来場者への新規訪問
- 展示会(地域企業が出展した展示会)来場者への新規訪問
1.受発注コーディネーターによる首都圏企業訪問からの発注案件開拓
これまで開拓して来た首都圏企業(約120社)を定期的(1回/3~4ケ月)に訪問し、県北臨海地域に合った案件の掘り起こしを行なっています。
首都圏企業を訪問することで得られる市場動向 ・顧客の現況 ・技術動向等の情報をいち早く、地域企業へ届けています。
また、受発注コーディネーターが発掘した発注案件を、HITSから県北臨海地域の企業へ展開し、マッチングを支援しています。
受発注コーディネーターは首都圏企業だけでなく、県北臨海地域の企業にも訪問し、マッチングした案件の状況や発注企業の声を届けると共に、地域企業のニーズを再確認し、次回の首都圏企業訪問に備えています。
2.受発注報告会開催による地域企業の受注状況確認(継続案件 , 新規案件)
受発注コーディネーターによる活動報告会を定期的(1回/月)に開催し、首都圏企業への訪問結果をHITS内で共有しています。その上で、次回訪問時の戦略も併せて検討しています。
また、継続案件・新規案件のマッチング状況(受注額)を確認することで、地域企業の現況も併せて見ています。
3.展示会(地域企業が出展した展示会)来場者への新規訪問
HITSでは、毎年、地域企業のみなさまと一緒に首都圏で開催される各種展示会に共同出展をしています。
今年度も、丁度このHits通信配信日に開催されている機械要素技術展に共同出展(9社)しています!
また、共同出展された地域企業の出典ブースへ来場された方の情報を頂いて、受発注コーディネータが首都圏企業の新規開拓のため、訪問させて頂いています
今年度も新しい出会いに期待しています。
受発注コーディネータを紹介します!
令和6年3月から、HITSのメンバーとして加わりました長谷川さんを紹介します。
1.お名前
長谷川浩一(はせがわこういち)と申します。よろしくお願いします。
2.これからHITSでどのような仕事をしますか
『首都圏受発注事業』のコーディネーターとして、首都圏にある大手企業、或いは研究機関などから発注案件を獲得し、日立地区の中小企業の皆さんに展開していきたいと思っています。
また、逆に中小企業の皆様からは自社の製品や技術、サービスをどのような業界、又は企業に売り込みたいのかをお聞きし、その実現のためのお手伝いをしたいと考えています。
3.HITSの感想
まだ一部の方としかお話できていないので一口に感想を述べるのは難しいのですが、皆さん真面目だな、というのが第一印象でした。
事務所は静かで、落ち着いて仕事ができそうだなと感じました。
4.中小企業の皆さんへのメッセージ
私がつくば市にある民間企業に入社したのは40数年前です。
その当時の日立地区は活気に満ち溢れていて、とても羨ましく思っていたのを覚えています。
しかし近年は取り巻く環境の変化と共に徐々に元気がなくなってきたように感じます。
昔の日立地区に戻るのは難しいですし、そうする必要もありません。
未来へ向けた新しい日立地区に生まれ変わるために、微力ながらご支援したいと思います。
マッチング支援だけではなく、これまでに培ってきた経験を基に、営業戦略の立て方、新規顧客獲得のヒントなどのスキルを還元できればと思っています。
共に頑張っていきましょう!
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長谷川さんの前任者は、大高さんです。
この度、新たな世代交代の意味も含め、長谷川さんにバトンタッチすることとなりましたが、8月までは大高さんと長谷川さんの2名体制で事業を推進していきます。
長谷川さんには、これまでの経験やつながりによって新しい受注先を開拓していただくだけでなく、大高さんがこれまで築いてきたネットワークも引き継いていただき、さらなる案件獲得に向けて、邁進していただきます。
長谷川さんはつくば研究支援センターに勤務されていたので各産業の動向を把握されており、
尚且つ茨城県南地区の企業を数多く知っておられます。
今後企業訪問で案件の依頼が出た時、日立地区と県南地区の企業間でのコラボができる事を期待しています。
これまでより選択肢が増えるので、より一層の受注獲得をお願いします。
【担当】
日比野 昭一 hibino@hits.or.jp
南 好隆 minami@hits.or.jp
【TEL】0294-25-6121
今年度も志高く!ひたち立志塾開塾!
ひたち立志塾は、若手経営者や後継者等が自ら考え「志」を高めること、また、活動や塾生同士の交流を通じて「一生涯を通じた仲間」を作ることを目的としています。
塾頭は、一橋大学名誉教授の関満博氏。
日本だけでなく、アジアも含めた中小企業約10,000社以上の現場を見て研究してきた方です。
ひたち立志塾のような関塾頭による経営塾は、全国各地に点在し、各塾のイベントへの参加等を通じて、各塾の塾生と交流しています。
約1年間の活動で学びを得る
参考までに、昨年度活動していた15期生の活動をご紹介します。
15期生は4名で1年間活動を行いました。
まず、15期生同士で活動テーマを決めています。
活動テーマは「カタチのないカチ」。
そのテーマをもとに学びを得るための、計画を立てて、塾活動が始まりました。
15期生の主な活動としては、先輩塾生ヒアリングや先進企業への訪問です。
訪問企業 | 狙い |
---|---|
ネッツトヨタ南国株式会社 | 日本一の顧客満足度の秘訣を探る! |
ベストパートナー介護株式会社 | 女性のワークライフバランスについて探る! |
株式会社野上技研 | 新規事業創出に至る思考法を探る! |
株式会社エムテック | 新分野進出に向けたプロセスを知る! |
飯島プレス有限会社 | 女性が多く集まる職場の謎を探る |
先輩塾生ヒアリングや先進企業への訪問を通して、15期生が学んだ「カタチのないカチ」とは、、、
⭐️より大切なものを選択し行動に移す力
⭐️チャレンジし続ける限り失敗は無い!
活動自体は1年間ですが、自分が学びたいと思えば卒塾するのではなく、塾生として学び続けることができます。
今年は2名の16期生が入塾!開塾式が行われました
令和6年6月1日に、「令和6年度ひたち立志塾開塾式」をひたちなか商工会議所で開催しました。
第16期となる今期では、新たに2名の塾生を迎え、今年度から新たに塾長となる助友様(株式会社ゼロス 代表取締役、13期生)をはじめとした総勢63人の塾生と共に、今年度の活動をスタートしました。
16期生は、3月に開催予定の成果発表会に向け、自社及び自身の課題から、地域中小企業に普遍的に存在する課題を抽出し、カリキュラムや日程を塾生自らが組み立て、活動していきます。
また、塾活動を通し、塾生間だけでなく、「関イズム」を共有する全国の熱い仲間との切磋琢磨から、信頼出来る仲間づくりを進め、自ら考える「志」を高めていきます。
開塾式では、ご来賓、塾生及び関係者など33人が参加し、前塾長及び新塾長の挨拶、昨年度の活動報告及び活動計画の説明、新規塾生挨拶、「○○始めました(新たなこと、未来を考える)」をテーマとしたパネルディスカッション、塾頭講話を行いました。
パネルディスカッションでは、各パネラーから新たに始めた事業や取組についてお話を伺いました。
ファシリテーターからの愛のある質問に対し、各パネラーからはこれまでの取組について、包み隠さず、本音で答えていただき、質疑応答まで、多くのお話を伺うことが出来ました。また、関塾頭による講話では、全国の若手経営者の取組事例等をお話しいただき、これからの日本の中小企業の成長へ向けた新たな方向性について、塾生へのアドバイスをいただきました。
【パネラー】
いばそう企画有限会社 代表取締役 林さん(2期生)
株式会社ユニキャスト 代表取締役 三ツ堀さん(4期生)
株式会社菊池精機 専務取締役 菊池さん(5期生)
株式会社幸手スプリング 代表取締役 菅井さん(6期生)
【コメンテーター】
関塾頭(一橋大学名誉教授)
【ファシリテーター】ファシリテーター
株式会社赤津工業所 代表取締役 赤津さん(1期生)
今後、ひたち立志塾では、塾生や新たなビジネスを展開する外部経営者や専門家を講師に迎えたセミナーの開催など、年4回程度の全体会活動や外部団体や企業との交流活動など、活発に塾活動を行う予定です。
【担当】
日向 晃一 k.hinata@hits.or.jp
砂押 泰久 sunaoshi@hits.or.jp
志和 響 shiwa@hits.or.jp
【TEL】0294-25-6121
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