【HITS通信Vol.13】アツい想いに新たな価値!?現場改善塾とDX事例報告会

今回からHITS通信は、ホームページにて公開します!

今回のHITS通信は、

  • 現場改善塾成果報告会
  • DX事例報告会

以上の2つを紹介します!

Contents

アツい思いで5S徹底!現場改善塾成果報告会

【日時】2024年3月15日(金)15:00-16:00
【場所】HITS第2・3研修室
【内容】1年間通して活動してきた現場改善の報告

【生産現場の改善】現場改善塾とは

現場改善塾では、5Sを中心として生産現場を改善し、生産性向上を目指すためのハンズオン支援を行っています。
5Sの専門家を企業に派遣し、月に1回程度支援してきました。

大まかに、以下のような流れでハンズオン支援を進めていきます。

経営者・監督者・担当者で構成するチームを作る

課題を洗い出し改善のテーマを考える

課題発生の原因を考える

月1回のハンズオン支援で共有された宿題を持ち帰り、改善を進める

HITSの現場改善塾の特徴は、世界で通用するものづくり現場で経験を積んできた実務アドバイザーから、伴走型の支援を受けられるところです!

ものづくりの現場で、特に重要となる視点は、安全性の絶対確保です。
安全確保の為の入口として、今年の現場改善塾では「5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)活動」に的を絞った取り組みを推進し、安全意識の高揚、安全な職場を確保する為の5Sの徹底などについて、支援頂きました。

企業相互見学会も実施!お互いに刺激を与え合いました

7月から具体的に動き出した現場改善塾ですが、12月には参加企業を訪問する「企業相互見学会」を実施しました。
これは、他社を見学する機会の少ない企業の担当者に見学の機会を創ることが大きな狙いです。

実際に、他社を見学することで以下のようなメリットが考えられます

  • 人材交流(担当者間の繋がりの創出)
  • 他社との比較によって、気付きを得る(自社の良い点・悪い点 , 他社の良い点・悪い点 他)
  • 担当者のモチベーション向上 など


現場の改善に関しては途上ですが、各企業がどんな取り組みをされているのかを実際に知ることができ、とても勉強になる機会となりました。

ずっと自社のことだけを考え、時間をかけて改善してきたため、他社を見学したことで良い刺激となり、モチベーションUPにつながった企業もあったようです!

成果報告会開催!現場改善はこれからも続く…

7月から実施してきたこれまでの改善成果を共有するため、3月に成果報告会を開催しました。

各企業のテーマはこちら↓
  • 株式会社ダイ二クロ様→安全・品質・生産性を向上させる現場づくり
  • 株式会社高萩サービスセンター様→ムダのない綺麗な職場
  • 吉野電業株式会社様→女性でも男性の作業に!男性でも女性の作業に!チャレンジ!

それぞれの企業がテーマに対して、課題を出しどう改善していったのか、発表していただきました。
取り組みを進めていくと、新たな課題ができたり、思いがけない問題も出てきたり、紆余曲折があったようです。
しかし、スタート時に比べたら、間違いなく現場改善は進んでいました!

参加された企業のうちの1社は、社長が全員参加による5Sを目指して、今回現場改善塾に参加されました。
もともと5S活動に対する熱い思いがあったようですが、社内になかなか浸透しない状況が続いていたようです。

そんな中、社長と伴走型支援のアドバイザーの5Sに対する想いが共鳴!
さらには5S推進担当者による社員への継続した「声掛け」「働きかけ」が功を奏し、当初油と切粉にまみれた状態で真っ黒だった床面のグリーン化に成功しました!

このグリーン化は、ただ床が綺麗になっただけではありません。
床面がグリーン化する過程で、社員の一体化 ・社の全体会議の雰囲気改善にもなり、社内の雰囲気が明るくなり、発言が活発になったそうです。

今年度の現場改善塾は終了となりますが、安全確保・5S活動に終わりはありません。
今後も継続した取り組みで、社内の改善活動を続けていただきたいと思います!

参加された企業の皆様、お疲れ様でした!

R6年度の現場改善塾の募集は、決まり次第ご案内します!

DXを地域に!横展開を目指して活動してきました

令和5年度のHITSの「中小企業DX促進事業」では、「いばらき県北地域DXコミュニティー構築事業」と称して、地域の専門家、支援機関がコンソーシアムを組織し、地域の企業にDXを浸透させるべく活動してきました。

コンソーシアムが地域の企業のDXを後押しし、さらにその成果を周辺の企業にも拡張していく

このような仕組みづくりをめざした枠組みです。

そのための事業として

  • 専門家によるDXの伴走型支援
  • DX推進のための地域への啓発活動
  • 支援ノウハウの共有・横展開のしくみ構築

上記の3本柱で進めました!

企業のお困りごとをDXで解決!新たな価値を創造する伴走型支援

令和5年度は、計12社に対しデジタル技術で課題解決、カイゼンをめざした伴走型支援を行いました。

伴走型支援では、日常業務に課題を感じた企業に対し、専門家が定期的に訪問し、企業自身でその解決の道筋を立てられるよう、デジタル技術を駆使した解決策を提示します。

課題といっても、その内容は企業の業種や業務内容などによって千差万別。
まずは企業の実情を知るためのヒアリングから始まり、困りごとの抽出と分析、課題の明確化を行います。
それらを分析し、優先順位を決め、企業側と支援側で合意の上で、課題解決にあったツール・手段を選んでDXを進める、といった手順で進めます。

支援したうち5社は、センサーやカメラを使ったIoTに分類できるソリューションでの支援でした。
センサーからの情報を、ローコードプログラミングツールを使用して、編集・表示・ログ保存といった機能を実現しました。

残り7社については、日常業務における情報の流れを整理するため、ITツールを使ったデータベース構築・業務フロー改善を行うといった支援を行いました。
これにより、担当者が個別に管理していたデータの一元管理と見える化の実現を目指したものになっています。

これらの事例の共通点としては、デジタル技術を導入することにより、これまで見えなかったもの(暗黙知や経験則)が見え、数値化・言語化・一元管理されることにより、業務の効率化に活かすことができる仕組みを作り上げる、ということになります。

このカイゼン活動により「業務の効率化≒新たな価値を創造する」、この価値の創造こそがめざすべきDXの姿と言えるでしょう。

【地域への啓発活動】勉強会には160名以上が参加しました

勉強会の様子

令和5年度、地域への啓発活動として、ほぼ月に1回のペースで計11回のセミナー、勉強会、見学会を開催し、160名以上の皆さんに参加していただきました。

勉強会では、ちょっと難しい「AI画像処理」や「サイバーセキュリティ」、「生成AI」をテーマに、いずれも実形式で行いました。
また、東京ビッグサイトで行われた展示会や最先端の工場の視察など、見聞を広める企画も行ってきました。

これらのイベントに参加することによって、IT・DX担当者のスキルアップ、管理者層の気づき・マインドセット、企業の意識改革を図ることができたらと思い企画してきました。

支援ノウハウの共有・横展開!DX体験スペースがHITSにあります

HITSの2階の1室を約1年かけて、リニューアルしました。
ここは、IoTやDXを肌で感じることのできる「体験スペース」です。

これまでの支援事例の紹介パネル、センサー・マイコンの展示・デモや、支援ノウハウのデータベースに触れることができます。
また各種センサーやマイコン、ミニPCを使っての実験やソフトウエア開発ができるような環境も整備しています。

なおこの部屋は、多くのセミナーや勉強会でも使われました!
ぜひみなさんも、IoT、DXを体験しにいらっしゃってください!

DXに触れてみたい方!担当にお問い合わせください!

【担当】安藤 ando※hits.or.jp
※を@に置き換えてお送りください。


【1年間の集大成】事例報告会を開催しました

【日時】3月22日(金)14:00-16:00
【場所】HITS大研修室

1年間の活動の成果を皆さんに報告するイベントとして、3/22に「DX伴走型支援 事例報告会」を開催しました。
事例報告として、株式会社小澤鐵工所様とイイダ電子株式会社様にご登壇いただきました。

発表された事例
  • 株式会社小澤鐵工所様「自分でやってみた!AI外観検査」
  • イイダ電子株式会社様「若手で創り上げた、設計・製造『報・連・相システム』」

株式会社小澤鐵工所様「自分でやってみた!AI外観検査」

 オープンソース、AIを駆使した外観検査装置を構築し、実際に使った際のメリット・デメリット、苦労話が語られ、今後実用化に向けた取組が期待できる内容となっていました。

イイダ電子株式会社様「若手で創り上げた、設計・製造『報・連・相システム』」

担当となった若手社員が、最初は戸惑いながらもノーコードツールの「kintone」を使いこなすまでスキルアップし、システムを構築することができました。

導入にあたっては抵抗もあったようです。
そんな中、若手社員が中心となってベテラン社員との対話を重ねることで、実運用に繋げることができました。

また、報告会では展示された事例パネルを前にしての参加者同士のフリーディスカッション、サイバーセキュリティをテーマにしたミニセミナー「制御システムの視点で考えるサイバーセキュリティ入門」など、充実した内容になったのではないかと思います。

令和5年の活動を通して、多くの企業、支援機関とのつながりができました。
一方で、まだまだ力不足で、十分な支援や啓発活動ができなかった面もあったように思います。
令和6年度は、これらの反省を踏まえ、質を高めた支援活動をして行きたいと思います!

DX事業のセミナー等のお知らせは随時お知らせします!
DXに関心のある方は要チェックです!

お知らせ

最後にお知らせです!

  • 自社でインターンシップの受け入れをしてみませんか!?
  • ひたち立志塾第16期生募集
  • HITS内の自販機が撤去されました

自社でインターンシップの受け入れをしてみませんか!?

HITSでは、企業と学生のインターンシップマッチングを行っています。
2024年4月現在、茨城県北地域の企業43社にご参画をいただき、毎年約30名の学生のインターンシップ受け入れをお願いしています。

まだインターンシップの受け入れをしていない企業の皆様!
ぜひ、インターンシップをしてみませんか?

インターンシップ専用のホームページに企業情報を掲載して学生にアピールしましょう!

>>>インターンシップ専用ホームページはこちらです!

掲載までの流れ
インターンシップ担当者に連絡

企業情報シートに記載(データをお送りします)

内容を担当者が掲載し、受け入れ募集開始!

インターンシップ受け入れ企業の募集は随時受け付けております!
ぜひ、ご連絡ください!

【担当】見田  mita※hits.or.jp
※の部分を@に変えてお送りください

ひたち立志塾第16期生募集

若手経営塾「ひたち立志塾」では、6月より活動する第16期塾生を募集しています。

ひたち立志塾は若手経営者や後継者等が自ら考え「志」を高めること、また活動及び塾生相互の交流を通じて「一生涯を通じた仲間」を作ることを目的として活動しています。

日立市及びひたちなか市を中心に、その近郊に在住又は在勤する経営者・後継者等で、1年間を通じて塾活動に参加出来る方 を対象に募集していますので、ぜひお申し込みください!

\経営者として学びの多い1年を過ごす!/

自販機が撤去されました

センター内に設置していた自販機が撤去されました。
現在、新たな設置予定はありません。

近くに自販機はありますが少しだけ歩きますので、センターにお越しになる際はお飲み物はご持参されることをオススメします!
マイボトル生活に切り替えましょう!


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