HITSでは、人材の確保や活用に関する事業を推進しています!
ひと口に「人材」といっても、若手人材、副業・兼業人材、外国人材、OB人材など様々ですが、目的に応じて様々な人材の確保や活用に関わる事業を推進しておりますので、本記事をご覧いただき関心のある取組みがありましたら、ぜひぜひ担当にご連絡ください!
若手人材確保への入り口!インターンシップ事業
HITSでは、開発マインドを持つ人材との交流として、大学生と企業がお互いに知り合う場の創出を目的に、インターンシップ事業を行っています。
インターンシップは企業で実際に業務を体験するプログラムであり、アルバイトと混同してしまうようにも感じますが、その目的は全く異なるものとなります。
インターンシップの目的は、業界や企業、仕事内容への理解を深め、将来のキャリアを考えることをです!
ちなみに、アルバイトは収入を得ることが主な目的です。
HITSで実施するインターンシップ事業では、インターンシップマッチングをメインに、学生に関わるイベントなどを実施しております。
以下、それらの取り組みについて説明します!
インターンシップマッチング
メインで行っているのは、企業と学生のインターンシップマッチングです。
学生がインターンシップ専用HPからインターンシップの受入れ企業を選び、参加します。
年間、約30名の学生から申し込みがあり、主に茨城大学の学生が利用されています。
インターンシップは、学生を受け入れる負担を懸念されるかもしれませんが、以下のようなメリットがあります。
- インターンシップを利用することで、学生に自社をアピールできるので、採用活動の効率化につながる
- 人材の確保につながる。入社前に業務を体験することで、ミスマッチを防ぐことができる
- 実務経験の機会を提供することが社会貢献につながる
インターンシップ実施までの流れ
インターンシップ受け入れまでは、基本的には上記のような手順で進めていきます。
受入れを希望する企業は、申し込み内容をもとに受け入れを判断いただき、受け入れ可能であれば直接メールで詳細をやり取りし、インターンシップを実施する流れとなります。
HITSでは、学生がインターンシップに関し気軽に相談ができるように公式LINEを開設しています。
公式LINEのチャットを使うと、普段のLINEのように1対1でのチャットができるので、学生とのコミュニケーションがとりやすくなります。
また、こちら側からインターンシップ情報を一方的に送ることもでき、現在試験的に運用をしています。
公式LINEは、学生に登録をしてもらわないと情報を送ることができず、登録した側からチャットを始めないとやりとりができないという難しさもありますが、1対1のコミュニケーションを通して距離を縮めることができたり、学生向けのアカウントにすることで学生だけの有力な情報を届けることができるので、うまく使えるように試行錯誤しているところです。
直接学生と会う!企業説明会を開催しました
今年度は2つの説明会を実施しました。
① 業界研究&インターンシップ説明会(6月)
この説明会は、茨城大学が毎年主催しているもので、学部3年生と修士1年生を対象に、県内外の約40社が集結する大規模なものです。
毎年400~500名程度の学生が参加し、各企業の説明に熱心に耳を傾けています。
HITSが支援している企業からは、10社にご参加いただき、延べ60名ほどの学生に企業説明とインターンシップの案内をしました。
② 茨城県北地域だけの企業説明会(7月)
県外企業や大企業を目指す大学生が多い中で、地域に根差した企業の魅力を学生に直接伝える貴重な機会として、茨城大学工学部クリエイティブルームで開催しました。
この説明会には、14社の企業にご参加いただき、3日間で延べ30名の学生が来場しました。
これらの説明会を通して、実際にインターンシップの実施に繋がった企業が5社ありました。
実施につながらなくても、説明を聞くことで企業を知った学生もおり、今回の取り組みは非常に良いPRの機会になったと思っています。
ここ最近、対面型の説明会に参加する学生が減少傾向にあるという大学もある中、今回の説明会では、多くの学生が直接足を運んで説明を聞きに来てくれました。
今後も積極的に説明会を実施することで、企業と学生が直接話ができるような企画をしていきたいと考えています。
インターンシップより気軽に企業を知る!?企業見学会も実施
学生の就職活動は早期化が進み、インターンシップに参加する学生が多くなっています。
しかし、まだ将来のキャリアプランを明確に描けていない学生にとっては、就職に直結するインターンシップへの参加はハードルが高いと感じてしまう場合もあるようです。
そこで、学生の夏休み期間を利用し、少しでも気軽に企業を知ることができる企業見学会を開催しました。
今回の見学会では、5社の中小企業にご協力いただき、2名の学生を案内しました。
参加した学生は、就職について考えがぼんやりしている中、今回の見学で地域の企業を知るきっかけとなったようです。
学生からは以下のような感想をもらうことができました。
・名前を初めて聞いた企業もあったが、どの企業もそれぞれ違った良さがあることに気がつくことができて良かったです。
・中小企業は大手企業ほど調べていなかったので、これからは中小企業についても詳しく調べていきたいと思いました。
・また複数の企業を見学できるイベントがあったら参加したいです。
今回の見学会は、学生にとって地域の企業を知るための良いきっかけとなりました。
今後も、地域の企業をより知るための機会を作るよう取り組んでいきます。
「インターンシップ事業」についてのお問い合わせ
【担当】
見田 mita @ hits.or.jp
砂押 sunaoshi @ hits.or.jp
志和 shiwa @ hits.or.jp
【TEL】0294-25-6121
複活事業を活用した人材マッチング-兼業・副業人材の活用で経営課題の解決に挑戦!
HITS通信 Vol.14でもご紹介致しました「地域の人事部」で取り組んでいる「兼業・副業による課題解決型人材マッチング事業(以下、複活事業)」を本年度も推進中です。
今回は、複活事業の推進状況を報告致します。
複活事業のイメージ
パソナ JOB HUB様が保有している兼業・副業人材のプラットフォームに登録されている様々な属性(大手出身者、外部コンサル、デザイナー、マーケターなど)の人材から、自社の課題解決に向けた質の高い提案を頂き、その提案をもとに人材との面談を行い、マッチングにつなげるといったフローになります。
今年度の複活事業のプロセス
地域事務局であるHITSと地域の参加企業のみなさんとの協働により、下記の プロセスを順次進めることにより、参加企業の課題解決を目指します。
- 個別説明(複活事業の内容説明 , 参加企業募集)
- 参加企業の経営課題整理
- 兼業・副業人材へ企業説明等を実施する交流イベントへの参加
- 兼業・副業人材からの案及び面談
- 兼業・副業人材とのマッチング後のプロジェクト開始(参加企業毎)
現在、上記プロセスの③まで進行しております。
以下、①~③までの実施状況を説明致します。
① 個別説明(複活事業の内容説明 , 参加企業募集)
6月26日、日立市商工会議所 /「青年経営者研究会」の若手経営者(24社)に的を絞り、 パソナJOBHUB様と一緒に複活事業の個別説明会を実施し、参加企業の募集を実施致しました。
参加企業様からは、熱心な質問をたくさん頂きました。
また、先行事例を持っておられる吉野電業様にも兼業・副業人材とのマッチング後の状況について、ご紹介頂きました。
担当コーディネーターの所感
日立地区の中小企業においては、人材活用の一つである「兼業・副業」があまり浸透していないことが、過去2年間の取り組みの中でよく理解出来ました。本年度は、日立商工会議所にご協力いただき、青年経営者研究会に所属する若手経営者に的を絞ることで、今後の自社の成長を支える手段の一つである「兼業・副業」へのご理解を一番の目的として、個別説明会を開催致しました。
今回の個別説明会をとおし、兼業・副業人材とのマッチングが、「人材」に関する課題解決の一つの手段として、経営者の方々にご理解頂けたと手応えを感じています。
多くの若手経営者の方々に「複活事業」を活用して頂き、多くの成功事例を創出・発信することで、他の企業様にもチャレンジして頂きたいと思っています。
②経営課題整理セミナー「自社の魅力と課題をイチから整理」
9月19日、複活事業に参加を希望する企業様を対象に、自社の課題を整理する為のセミナー・ワークショプを開催致しました。
セミナー・ワークショップに参加頂いた企業の方々からは、「自社の課題を整理する時間を持てて良かった」「様々な人材確保の考え方を知ることが出来て良かった」などの感想を頂きました。
担当コーディネーターの所感
目まぐるしく変化する社会情勢に対応して行くため、日夜奮闘されておられる経営者のみなさんの多忙さは、想像以上だと考えております。
そのような中、落ち着いて自社の経営課題を考える時間を持てない経営者のみなさん向けに「自社の魅力と課題をイチから整理」というタイトルでセミナーを開催することができ、複活事業への参加を検討されている企業様の課題整理のお手伝いが出来たことを嬉しく思います。
このような時代だからこそ、あえて「ゆっくりと考える時間を創り出し、自社の課題を整理する」ことがとても大切な事だと感じています。それは、自社の課題にを鮮明にし、整理出することで、、タイムリーな「打ち手」を考えることに繋がって行くと思うからです。
「自社の課題整理がしたい」と考えている企業様がいらっしゃいましたら、いつでも気軽にお声掛け下さい。一緒に課題を整理しましょう!
③ 人材との交流イベント(第一段:チェックインイベント)
10月8日、パソナ JOB HUB様の人材プラットフォームに登録されている様々な属性の人材へのアピールを念頭に、参加企業の経営理念や現状の課題などを説明する動画を撮影しました。
※本プラットフォームには、約150名の大手企業出身者、外部コンサル、デザイナー、マーケターなどが登録されています。
動画を視聴した人材の方々が、特に気になった企業や課題があった場合、第二段の交流イベント「オンラインフィールドワーク」によって、直接企業様と対話する機会を設けます。
今回は、このオンラインフィールドワークを11月7日に実施し、約20名の人材の方々が6社と対話し、課題にアプローチするための提案書作成への参考としていただきました。
この後、11月中に人材から企業へ提案書が提出され、マッチングのフェーズに入っていくこととなりました。
担当コーディネーターの所感
今回、このような外部人材に向けた自社紹介や課題の説明、意見交換を介し、企業の皆様には自社の新たな強みや弱みを考えるきっかけにもなったことと感じております。
また、参加企業同士が相互のプレゼンをとおし、課題を共有することで、大きな刺激にもなったと感じております。
今後、HITSとしてもこのような情報発信の機会を設けながら、地域で活躍する企業の皆様の熱い想いを外部人材へ発信し、地域を盛り上げていきたいと考えております!
今後のスケジュール
複活事業の次のプロセスは
④ 兼業・副業人材からの提案及び面談
⑤ 兼業・副業人材とのマッチング後のプロジェクト開始(参加企業毎) となっております。
11月7日のオンラインフィールドワークをとおし、11月27日現在で全部で33件の提案書を人材の方々から提出いただきました。
この提案書の内容を企業様に確認いただきつつ、パソナJOBHUB様及びHITSとともに選考に係る打合せを行いながら、面談をする人材及び提案を絞っていきます。
面談後は、企業様と人材の双方で条件等の合意が得られた上で、上記⑤のプロセスへ移行し、プロジェクト開始という流れになります。
まとめ
日立地域という狭い範囲、ネットワークのみでは、イノベーションは起きにくく、地域企業自らが、地域外に目を向けて、自ら新たな出会いを求めて行く姿勢が大切であり、今回の複活事業は、その一つの手段として、とても有効だと思っています。
広く外に人材を求め、異分野・異文化の中で活躍する人材と交流することによって、自分たちの感性をブラッシュアップしてまいりましょう。
変化の中に発展がある!ぜひ 一歩、踏み出しましょう!
OB人材活用に関する取り組みの実施(令和7年度予定)
HITSでは、大手企業出身のOBであり専門的知見を有した人材と、そうした人材を必要とする中小企業とを結びつける取組を令和7年度から実施できるよう準備を進めております。
先ほどまで、将来性のある若手人材や、専門分野への知見に秀でた兼業・副業人材の確保についてご紹介してきましたが、この取組では、製造技術や品質管理、ITなど様々な分野で活躍したベテラン人材の採用をとおした支援を実施します。
「品質管理や生産工程などの社内体制の変革を後押ししてくれる経験人材がほしい!」、「若手人材や現場のリーダー候補となるような人材を育成できるベテラン人材がほしい!」などのご要望がある企業さんにとって、お気軽に活用できる取組となれるよう進めていきます!
ぜひチェックしてください!
「複活」についてのお問い合わせ
【担当】
日比野 hibino @ hits.or.jp
荻谷 ogiya @ hits.or.jp
【TEL】0294-25-6121
今月のお知らせ
「3D-CAD CAE操作体験セミナー」のご案内>>>
【社内業務のIT化、DXを進める】Odooワークショップのご案内>>>
「若手人材受け入れセミナー」のご案内>>>
「品質管理基礎 不良原因究明 講座」のご案内>>>