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自主グループについて

日立市産学官交流グループでは、グループ結成当初から、メンバーが持っている技術や技能を結びつけ、新製品等を開発する小グループ活動を積極的に展開してきました。
ここでは、主な自主グループ活動として、「生ごみ処理研究会」と「ICタグ活用研究会」の活動をお知らせします。

◆生ごみ処理研究会

(ア)概要
地球環境への貢献をテーマに環境関連製品の開発を行うため、東北大学名誉教授の西野徳三先生等の技術指導を受け、バイオの力で24時間以内に水と有機物に生ゴミを分解消滅させる「バイオ生ゴミ処理機」を開発しました。家庭用から業務用までの各機種を製造販売しています。
(イ)主な経過
①平成3年度 家庭廃棄物研究会結成(4社) 家庭廃棄物の処理。活用の検討が始まりました。
以後、東北大学等の研究機関の協力を得ながら、家庭用生ごみ処理機の開発に成功しました。ここで使用する微生物には高温下でも活性化を維持すると言う特徴があり、他の雑菌が繁殖しないため悪臭の発生も極力抑制できる点に特徴があります。
②平成9年度 新たに業務用生ごみ処理機を共同で開発するため、研究会を改組し、構成メンバーを9社とし、業務用生ごみ処理機の開発に着手しました。
また、この年、研究会の中心メンバーであるスターエンジニアリング(株)が
「生ごみ処理機及び生ごみ消滅に使用する微生物の培養方法の開発」で
日立市地域産業創造賞大賞を受賞しました。
③平成11年度 バイオ式生ごみ処理機「バイオクリーン」が、日刊工業新聞「第12回中小企業優秀新技術・新製品賞<技術・製品部門>奨励賞」を受賞しました。
④平成12年度 研究会構成メンバー9社が出資し、販売会社「(株)バイオクリーン」を設立しました。
⑤平成13年度以降 老人福祉施設等への業務用生ごみ処理機の納入が始まりました。また、アクアワールド茨城県大洗水族館と共同で、水族館向け業務用生ごみ処理機も開発しました。
業務用生ごみ処理機の処理能力は、5㎏/日タイプから学校給食共同調理場から排出される生ごみを処理できる500kg/日タイプまであります。
(ウ)技術指導者
①生ごみ処理技術(アシドロコンポスト化)
東北生活文化大学教授(東北大学名誉教授)理学博士 西野 徳三先生
東北大学大学院工学研究科バイオ工学専攻教授 農学博士 中山 亨先生
②脱臭技術 
京都学園大学 バイオ環境学部 農学博士 金川 貴博先生
(元産業技術総合研究所複合微生物利用研究グループ長)
③機構・技術
神奈川工科大学名誉教授  技術士・工学博士 高沢 孝哉先生
神奈川工科大学工学部機械工学科 教授 木村 茂雄先生

◆ICタグ活用研究会

(ア)概要
定期券や電子マネー、あるいは物流管理やセキュリティなど日常社会のあらゆる分野での活用が期待されているICタグ。
スターエンジニアリング(株)では、モーター製造で培った超微細な巻線技術を応用し銅線をコイル状にするとともに,端子と銅線を直接接合し合金化した世界最小クラスのICタグを開発しました。
日立市産学官交流グループでは、スターエンジニアリング(株)の世界最小クラス
のICタグ開発をきっかけに、ICタグの更なる普及を願い、その活用方法を考える自主グループを結成し、研究を開始しました。
(イ)主な経過
①平成18年度 ICタグの活用促進を目的に研究会が結成。
②これまでに実施した「活用に向けた基礎調査」
(ア)家畜生産履歴管理
(イ)クリーニング管理
(ウ)金型管理と中間在庫管理
(エ)水質検査用容器管理 等
③これまでの成果
 筑波大学生命科学動物資源センターと共同開発している「実験動物識別管理システム ICマウス」(http://www.stareng.co.jp/home/doubutukanri.pdf

※「ICマウス」に関する技術指導者
筑波大学生命科学動物資源センター 教授 高橋 智先生
(ウ)参考
①非接触ICカード・ICタグについて
○スターエンジニアリング(株)のICタグ作りが中小企業庁「元気なモノ作り中小企業300社 2006年版」に選ばれ、ICタグ作りが紹介されています。 → ICタグの作り方はこちら
○スターエンジニアリング(株)のICタグについて、くわしくはこちら
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